BLAN.CO

2021/09/23 15:30

BLAN.COが皆さんにお届けしたいと願っている「余白」。そうはいっても、忙しくてそんな暇ないよ!と、感じられている方も多いのではないでしょうか?皆さんに「余白」を身近なものに感じてもらうため、巷の人々にとっての「余白」とはどんなものなのかをご紹介していきます。


第2回目は、名古屋を拠点に全国で活動するロックバンドLUCCIのドラム長崎 慎さんにお話を伺います。自身の音楽活動に加え、BUNS RECORDSの代表を務め、さらにはご実家の自家焙煎コーヒー豆専門店「珈琲家族」の経営も手伝われているという、なかなかお忙しそうな方。そんな長崎さんにとっての「余白」とはどんなものなのか伺っていきます。




ーSNSにもコーヒーの投稿をよくされていていますよね。ご実家が焙煎コーヒー豆専門店とのことですが、昔からコーヒーはお好きなんですか?

長崎:ちゃんと好きになったのは、実は本当にここ最近ですね。子どもの頃はむしろ苦手でした、苦いし(笑) あとは、親が働いて遅くに帰ってくるんですけど、コーヒーの匂いをつけて帰ってくるというのもあって、いいイメージがなかったですね。


ーじゃあ飲み始めたのはいつ頃だったんですか?

長崎:高校生くらいですかねぇ?日曜日の学校休みの時とか、テスト勉強のお供とかにお母さんに淹れてもらったりしてましたね。

大学に入ってバンドやったりして、僕は吸わないけど友人たちがたばこ吸うのについて行く時とか、缶コーヒーとたばこのセットで一服が定番だったけど、僕には缶コーヒーが美味しくなくて、本当について行くだけでした(笑)市販のコーヒーが本当にダメで、胸焼けとか頭痛くなったりするので、体質的にコーヒーが合わないんだと思ってたくらいで、コーヒーは家でしか飲んでいませんでした。

でもその時も好きで飲むとかではなく、あるから飲むという感覚で、自分で淹れたりとかは全くしていませんでした。



ー本当にごく最近のことなんですね。やはりコロナ拡大の影響ですか?

長崎:いや、コロナ禍になったからというよりは、元々いずれはやりたいと思っていて、タイミングが今だったという感じですね。大学の時に修行に行けとも言われたこともあって、その時はバンドがあったから行かなかったけど、いずれは自分が継ぐんだろうな、いつかは戻ってこようという気持ちは常にありました。

緊急事態宣言が出てバンドが動けなくなった時に、じゃあ時間あるし焙煎の勉強しようって思って、教えて欲しいとお願いして本格的に教わり始めました。




ーそうだったんですね。やはりご家族からは喜ばれましたか?

長崎:そうですね、それは感じましたね。必然的に家族と過ごす時間が増えたのが1番大きいですかね。日々豆のこととか、焙煎について教わったり、お店についても色々学んでています。自分の中で、音楽とコーヒーを一緒にやれたらいいなという気持ちが元々あるんですけど、今はまだ音楽っていう自分のやりたいこともあるし、それを家族もそうだよねって分かってくれているので、お店の方を僕一人でやって行くことはできないから、じゃあこれからどうやって行こうか?とコロナが落ち着いた先とか長い目で見て色々話しています。それに、これまでは名古屋で一人暮らしをしていたんですが、ライブも飲み会もないから名古屋に住んでいる意味がなくなって、少し実家にいるつもりが2ヶ月くらい放置してしまったので、もう引払って実家に帰ってきました。


ーオンライン販売も長崎さんが始められたんですよね?

長崎:そうなんです。これまでは焙煎で手一杯でお店とかそういうオンライン販売に手間を割けられていなくて、自分はバンドや音楽やってきてサイト整えたりとか分かるし、世の中も出かけられないからオンラインショップが盛んになっていたので良いタイミングでしたね。ファンの方やバンド仲間とか、音楽で出会った人たちが予想以上に買ってくれたりして、営業日少なくなっても家族とスタッフでずっと発送作業してたりしてずっと忙しかったです(笑)


ー大盛況だったんですね!

長崎:おかげさまで(笑)ライブでお客さんとか久しぶりに会ったバンド仲間から、「今までは豆を選んで買ったことがなかったけど、違いが分かった!」とか「飲みやすいコーヒーもあるんだね!」と、話しかけてくれたりDM送ってくれたりして、コロナ禍でみんな大変だったと思うけど、自分のやったことがみんなの新しい趣味で息抜きになったんだと思うと嬉しかったですね。それに、コーヒーって人によって好みがだいぶ違うのでそれを聞くのも面白いと感じています。




ーうちのBLAN.COもまさにその通りで、コロナでギスギスしているからこそほっと一息つく「余白」と取って欲しいというコンセプトなんですよね。そういった意味で、長崎さんは「余白」を感じられていますか?

長崎:そうですね、やはり自分で自分にコーヒーを淹れるようになって、ほっと一息ついたり、1回仕事を忘れるのにコーヒーって良いツールだなと感じています。

あとは、今まで興味なかったことが面白いと思えるようになったこともよかったと思っていて、豆の立ち位置とか、覚えることたくさんあるんですけど、純粋に面白いと思えることができたので、新しい趣味を持つのっていい時間の使い方・気持ちの切り替えになってると思います。




ーコーヒーを通じての今後の展望とかありますか?

長崎:この期間を利用して今全ての焙煎を任されているのですが、もっと豆一つひとつの知識を増やしていきたいです。コーヒー業界の中にこの珈琲家族があって、僕がいる意味を作っていきたいとずっと考えています。音楽やりながら、どうやったら上手くやっていけるか?というのを家族とスタッフとずっと話していて、家族というより一つのチームとして動けている今がすごく楽しいです。

コーヒーって身近にあるけど実は敷居高かったという人が意外と多いので、僕が関わることで興味持ってくれた人がたくさんいたことを1つの成功体験として、もっとコーヒーの面白さを広めていけたらと思います。


Text & Photo  by:あがた ゆり


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special thanks:長崎 慎 (LUUCI)

LUCCI:名古屋を拠点にして全国で活動する4人組ギターロックバンド。幾度かのメンバーチェンジを経て、今年で結成10周年を迎える。3月リリースの『少し背伸びをして』他YouTube、各サブスクリプションサービスにて配信中。

HP:http://lucci-nagoya.com

Twitter:https://twitter.com/lucci_official

Instagram:https://www.instagram.com/lucci_official/


長崎さんのご実家の「珈琲家族」さんのHP等はこちら。

HP:http://coffee-kazoku.com

Twitter:https://twitter.com/coffeehekinan

Instagram:https://www.instagram.com/coffeekazoku/